タワマンをお持ちの方は相続税の負担が増加します
現在タワマンの相続税評価額は実際の売買価格の3割程度で計算されます。この評価方法は1964年に定められました。制定された当時はタワマンは皆無です。当時は戸建住宅の土地を評価する方法を主として作成されました。この評価方法でタワマンの敷地を評価すると3割程度の評価額になります。なぜなら全敷地の面積を分母として、一室の専有面積を分子として案分する為、所有している敷地面積が激減します。土地の評価額は路線価×面積で計算します。よっていくら高い路線価であっても雀の涙程度の所有面積であれば評価額は安くなります。これがタワマンの評価額の問題点でもあり、節税ができていた理由です。そして2023年現在、相当数のタワマンがあります。この評価額は現状にそぐわないため早ければ2024.1.1から評価方法が変わります。その結果マンションの評価額は実際の売買価格の6割程度になります。例えば1億円のタワマンであれば現在は3千万円程度の財産評価であったのが、来年からは6千万円になります。2024年のタワマンの評価方法の場合、最低税率10%でも300万円増加します。